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現地医療事情:ベトナム


  ベトナム医療の現状
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Q. ベトナムで気をつけなければならない病気はなんでしょうか?
A. 鳥インフルエンザ、SARSの印象が強いベトナムですが、そこまで死亡率が高くはないためメディアで注目はされませんが、日本に比べ日常的に多くの感染症が発生しています。特に気温の高い時期には、蚊が媒介する病気や、食べ物が原因の病気が増えます。
当地でよく見られる疾病について、主なものをいくつかあげていきます。

●虫・動物が媒介する病気

【デング熱】
蚊のネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介されるデングウイルスの感染症。感染してから1週間以内に38~40℃の発熱・頭痛・筋肉痛などの症状が出て、4~5日続きます。発症後、3~4日後より胸部・体幹から始まる発疹が出現し、四肢・顔面へ広がるのが特徴的で、非致死性の熱性疾患であるデング熱と、重症型のデング出血熱やデングショック症候群の二つの病態があります。
ワクチンや予防薬はありません。
【マラリア】
ハマダラカ属の蚊に吸血されることによって感染します。ハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォンなどの都市部では心配いりませんが、同国最南端のCa Mau県、Bac Lieu県、北緯18度以南で標高1,500m以下の地域で感染に注意が必要です。
ベトナムでは主に熱帯熱マラリアが発生していますが、発症するまでの期間(潜伏期)は熱帯熱マラリアの場合12日前後で、発熱に伴い、倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などがみられます。熱帯熱マラリアが重症化すると脳症、腎症、肺水腫などさまざまな合併症をともなうこともあるため、発症した場合は速やかな治療が必要となります。
ワクチンはありませんが予防薬はあります。ただし、副作用の問題もあるので服用にはリスクに応じた判断が必要となります。


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