ごあいさつ
全世界において、コロナ禍による初期の自宅待機、都市封鎖といった緊急措置から、安全に配慮しながら経済を回して行く新常態へと徐々に移行してまいりました。
当社は、1994年以来、日常・緊急の医療サポートサービスのご提供を続けてきましたが、今後は、どのような海外医療危機管理の提案をするべきか、真剣に取り組んでおります。
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毎年変わらず、海外で突然発生する重大医療ケース(特に脳・心疾患と交通事故)への緊急対応能力、付帯サービスをより一層充実させていきます。
経験豊かな各国専門医のネットワークを強化し、オンラインなどを活用したセカンドオピニオン・健康相談サービスを作り、対応するサポートスタッフの専門能力強化を図りました。
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重大ケースの予防に最も効果的な健康診断は、必ず日本に帰国実施しなくても、大きく経済発展した海外主要都市部において、充実した現地健康診断を企画・提供しています。日常の生活環境においてこそ身体がどのような数値を表すか把握し、現地においてアフターフォローを確実に行い、現地健康診断の実施に不安感を無くすよう環境整備を行いました。
健診結果に対する日本人医師による医療・健康相談メールサービスを緊急時・日常を問わず利用できるようにし、担当スタッフの健診フォロー知識の充実を図り、また重大医療ケース事故例を使った危機管理勉強会を数多く実施し、悲劇を繰り返さないように努めます。
現地各都市主治医・専門医を充実させ、レベルの高い健診フォロー体制を作りました。
企業トップに対するVIP健康診断メニュー、ナショナルスタッフ向けの社員健康診断なども提供しています。
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新型コロナウイルスにより、一躍注目された感染症リスク管理に対応するウェルビー独自の危機管理サポートを提供します。
会員向けアプリを通じ、現地感染症に対応可能な医療機関の把握・紹介、発熱受診時でも対応を可能とする患者への電話通訳などを実施しています。さらに、東南アジアで頻繁に発生するデング熱、空気感染のため対処が最も厄介な結核、その他チフス、コレラなど、熱帯感染症情報配信などにより、現地で活動する皆さまを、現地密着型でサポートします。
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アジアの交通事故リスクは、大きく受傷した際の賠償金の低さなどにも目を向けなければなりません。事故時、海外旅行保険、社会保険、相手からの賠償、そして自動車または搭乗者保険などを合わせ、ウェルビーグループの損害査定サービスをご利用いただき、しっかりした保障の確保を目指しています。
同時に保険仲介業と緊急医療サポートおよびスピーディーな損害査定サービスを通じた保険金の支払いなど、コスト最適を実現するワンストップ事故処理サービスを各国において展開しております。
以上、コロナ禍における新常態においても、中心となる大切な医療サービスを原点に、医療周りの危機管理全般に渡り、しっかり貢献できる体制をより一層充実させてまいります。
海外の最前線に立ち、経済活動を再開し活躍される皆さまの安心、安全に必ずお役に立てるよう、今度とも社員一丸となり、努力してまいります。
2020年7月
WellBe Holdings Limited
Chairman and Founder
Masaru SHIIKAWA
